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様々な形状の被検体に自在にフィットする!曲がる!
広帯域・高感度超音波フレキシブルアレイプローブ 「曲 探」の販売を開始2014/05/01

超音波検査・計測ソリューション事業を手掛けるジャパンプローブ株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長 小倉幸夫、Tel:045-242-0531、以下 ジャパンプローブ)は、様々な形状の被検体に自在にフィットする!曲がる!広帯域・高感度*超音波フレキシブルアレイプローブ* 「曲探(きょくたん)」を開発し、2014年5月1日より販売を開始いたします。

・従来の超音波アレイプローブの課題
従来の超音波アレイプローブ(以下 アレイプローブ)には、以下のような課題がありました。
1) 検査部位が凹凸を有する場合、アレイプローブ自体は変形しないので超音波を十分に送受信させることができず、欠陥の検出精度が劣る。
2) 検査部位が曲面の場合、曲面ごとにアレイプローブが必要となり、費用がかさむ。
3) 曲げたり、撓み(たわみ)を持たすことができる可撓性を持たせたアレイプローブも実用されているが、超音波の周波数帯域が狭く、時間分解能が悪く、感度も低い。そのため、表面直下に存在する欠陥の検査や減衰の大きい複合材料などの検査に適さない。

・様々な形状の検査を実現する新たな超音波アレイプローブの可能性
今回ジャパンプローブが開発した広帯域・高感度超音波フレキシブルアレイプローブ 「曲探」(以下 曲探)は、可撓性を有するコンポジット振動子、整合層、ダンパー材*で構成されています。この3層構造により「曲探」は以下を実現いたしました。

1) 平面、曲面、凹凸など様々な形状の被検体への超音波検査が可能。
2) 「曲探」1台で複数の形状の被検体の検査が可能、高いコストパフォーマンスを実現。
3) 広帯域かつ高感度(従来比6dB向上)の超音波検査を実現。その結果、表面直下に存在する欠陥、近接欠陥、および超音波減衰の大きい炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、アルミダイキャスト、溶接部などにも適用が可能。

・拡がる超音波アレイプローブの用途
曲探」は、航空機の主翼やヘリコプターのローターの検査などに応用可能で、航空機メーカ(エアバス、ロールスロイス等)において実用化が検討されています。医療分野では、頸動脈の血栓や乳癌の検査などで活用が検討されています。また今回開発した「曲探」は、航空宇宙、自動車、家電、プラント、道路・橋梁、医療など多種多様な方面での活用が期待されています。

・「曲探」販売開始
ジャパンプローブでは、2014年5月1日より「曲探」の販売を開始いたします。

・販売開始キャンペーン「無料サンプルテスト」
ジャパンプローブでは、「曲探」の販売を開始するにあたり、無料サンプルテスト・サービスを5月1日(木)より3ヶ月間実施いたします。お申込みはお問合せより「曲探・無料サンプルテスト希望」を明記し、お申し込みください。