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受賞報告:医療穿刺針の超音波計測技術研究が
日本非破壊検査協会学術奨励賞を受賞2014/06/16

日本非破壊検査協会 平成26年度 定時総会(2014年6月4日)において立命館大学と当社の共同研究「貫通型超音波探触子の基礎特性と穿刺針先端の検出」が日本非破壊検査協会学術奨励賞を受賞しました。

同会による授賞理由は以下のとおりです。※同会 授賞理由より引用

「本研究は、医療行為で行う穿刺針の被検体への挿入深さをその場観察で超音波により計測する技術と装置を開発したもので、実用されており非常に高く評価される。
研究者*1らは、穿刺針の根元部にドーナツ状に配した超音波トランスデューサにより超音波の送受信を行うことで、穿刺針先端での回折波現象などを巧みに利用し、その先端部の位置をその場観察することに成功している。これらの現象を実験的に詳細に確認し、加えて波動伝搬シミュレーション*2によってその裏付け作業も行っている。同時に実用に供する穿刺針用のトランスデューサシステムも構築している。基礎基盤から応用、実用技術の構築まで一貫して行っており、このことは非常に高く評価される。基礎が頑強で有ることから将来さらなる高い応用性も期待される。
*1:研究者:田中克彦 立命館大学 / 田中雄介、高橋修 ジャパンプローブ(株)
*2:波動伝搬シミュレーション:超音波伝搬シミュレータ・SWAN21