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弊社システム開発部の浅川、伊津美および大平の3名が日本非破壊検査協会論文賞を受賞しました2025/07/07

令和7年6月20日、弊社システム開発部の浅川、伊津美および大平の3名が令和6年度日本非破壊検査協会論文賞を受賞し、井原会長より表彰状ならびにメダルを頂きました。

【令和6年度日本非破壊検査協会論文賞 受賞論文】 (2025年6月20日 受賞)
・論文名:超音波アレイプローブを用いたコンクリート内部の映像化と3Dキャプチャモデルへの重畳
    (非破壊検査 第73巻 第7号 掲載頁 P.286~P.292) 
・受賞者:中畑和之、一色正晴、井門俊(愛媛大学)
    :浅川濯、伊津美隆、大平克己(ジャパンプローブ株式会社)

弊社は、主としてコンクリート用低周波超音波プローブの開発・試作および超音波アレイ装置と画像化ソフトウエアを開発し、論文のもとになる実験を愛媛大学と共に行い、以下の評価を頂きました。

【授賞理由】
本論文は、サイバー空間で行ったコンクリート内部の3D超音波イメージングの結果をフォトグラメトリ(Structure from Motion, SfM)と拡張現実(Augmented Reality, AR)それぞれを用いて現実空間にフィードバックすることを試みた内容をまとめたものである。
超音波の深部までの透過を考慮して低周波アレイプローブを設計してデータ収集に用い、内部鉄筋や鋼製パイプの位置が良好に再現できることを示し、実際の位置との整合性があることを確認している。
また、それぞれの手法がどのような場合に適しているかを考察し、今後議論が必要な問題点にも言及している。
これらの内容はデジタルツインの基盤となる3D可視化を扱ったものとして高く評価でき、非破壊検査の新しい姿として期待されているNDE4.0の普及に大きく貢献するものである。
よって、論文賞規則に基づき論文賞に値するものと認め授賞する。

表彰状


受賞者と授与されたメダル