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ソリューション事例

航空機主翼・ボディ (CFRP)

航空機主翼やボディに用いられる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の検査について、従来の水浸超音波検査に変わる「空中伝搬超音波検査」の紹介です。

CFRPの超音波検査は、これまで水浸法で行われていました。
万が一、CFRPにキズがあり、そこに水が含まれたまま航空機が上空へ上がってしまったら、上空の冷気により水が氷となり、亀裂を大きくさせてしまう可能性があります。 空中超音波を用いれば、水やジェルなどの接触媒質を用いずに超音波検査・計測が可能となります。 写真の事例は、CFRPに衝撃を加えて生じた打撃剥離と、円形状欠陥を探傷した空中超音波による透過波の分布例です。剥離部分では透過波は減少していることが分かります。

空中伝搬超音波検査システム・NAUT21を用いたCFRPの検査の様子が動画でご覧いただけます。
※試験体はJAXA様提供。

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